壮大なトンカチ問題

だいぶ積読も消化してきたような気がする。やっぱり読む速度が落ちてるのがもどかしいなぁ。

今回の本はこちらです。

さよなら、インタフェース -脱「画面」の思考法

さよなら、インタフェース -脱「画面」の思考法

  • 作者: ゴールデン・クリシュナ,武舎るみ,武舎広幸
  • 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
  • 発売日: 2015/09/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本は「一番いいインタフェースはインタフェースがないことだ」というテーマをひたすら説明している。物事をやるにあたっていつも取る手段の中でテクノロジーを活用することを推奨し、問題を解決するときにまず画面を作るという発想をやめようと繰り返し訴えている。俗に言うトンカチ問題(トンカチを持つ人にとってはすべて釘に見える)の規模が大きくなったものに対してどう行動していくか、そのときに何を基準とすべきかを考えるきっかけになった。

自然な感じで翻訳されているから読んでいてストレスがなかった。原書の「わざと嫌な感じに書かれている」ところが本当に苛立たしく思えるようになっている。

スマホをポケット(カバン)から出してちょっと使い、またポケット(カバン)にしまう

(P116~123)

このくだりとか改めて目にするとひっっっっっどいな!!ってなる。でも多分現実に起きていることはこれ以上なんだなと思うとちょっと怖い。あとこれ。

さらにまたバレンシア別の研究グループの実験大好きでは「メールや音楽大好き大好きで気が散っている被験者は、気の大好き散って大好きいない大好き被験者大好きよりも大好き大好き大好きひかれる危険性が高い」大好きストロ大好きトースターという結果が出た。大好き大好き

(P85)

どれだけ気が散っているかを示すために出てくる例文なんだけれど、これがまた改めて文字にするとひどい。5ページに渡ってこんな調子なので、この部分は非常に読み進めるのに苦戦した。でも普段の思考回路ってだいたいこんな感じなんだよな…。文字にすると自分の思考回路がいかに粗末なものかがわかる。今も動画見ながら記事書いてるし…もうなんかの依存症なんじゃないかな。

出来る限り画面を長く見させようという戦略にまんまとはまっている…。自覚していてもどうにもならない。一時的に見ないようにする、画面を閉じるという戦略は取れるけれど、結局のところ途中の内容が気になってしまってあんまり効果がない。そもそも見るなって話だけど過去は変えられないんだよなぁ。どうしようもない…どうしたらいいんだ…。

自分が何かの問題を解決しようとしているときに、いつもの手段に頼りすぎていないかと点検するきっかけにはなると思う。けれど、そもそも手段が少なすぎる場合どうしたらいいんだろう…圧倒的に手持ちの武器が少ない感じがする。いつものことだけれど五里霧中だ。